「赤い髪のミウ」
「赤い髪のミウ」 末吉暁子著 ●●●○○ 沖縄の離島、神高島というところに、留学生を受け入れてくれる施設がある。 クラスでいじめを受け不登校だった小学六年生の航は、その施設に入ることを自分で決めた。 そこにいたのが、島内を自由気ままに駆け回る、赤い髪をした少女ミウ。 航は、ミウや島の人たちから、“神が宿る島”と言われる神高島の言い伝えを聞かされるが、とても信じられない。 しかし航は、次々に不思議な体験をすることになるのだった。 よう知らんのですが、沖縄ってほんまに不思議な神様いてはったりするんですよね。 これは本文にも出てきますが、キジムナーとか。 住んでる人にしたら、神様が住んでるから入ったらあかん森に入らへんのは、当然すぎて何言うてんねんって感じなんでしょう。 でも航にしてみたら、いやいや普通の森ですやん、って思っちゃうわけですよ。 キジムナーて言われても見えへんしー、とか。 東京育ちの都会っ子、多感で繊細な時期の小学六年生の航が、それに反発しちゃうのは、そりゃそうやわなって思います。 うちも理解でけへんし。(スピリチュアルとかもようわからん) そんな混乱を、ええ感じに中和させてくれるのが、ミウです。 もう、ミウ、すてきです。 島の中を、自由にひょいひょいと走り回り、赤い髪が風になびく。 イメージは、聖剣伝説3のケヴィン!(すみません、例がゲームからしか出てきませんでした) あとがきにあったのですが、神高島というのは実際にはなくて、久高島というところがモデルになっているとのこと。 “神と共存する島”だそうです。 この本は児童書なんですが、久高島が気になる方や、スピリチュアルに興味のある方、この本を読んで不思議体験してみるってのもいいかもですよー。
by sabazaki-jaco
| 2010-11-02 01:52
| ほん
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こんにちは。じゃこです。 本、猫、そして鯖を愛する、永遠の16さい!
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