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「ぬるい男と浮いてる女」



「ぬるい男と浮いてる女」

 平安寿子著

 









あなたの周りにもおるかもしれん、ちょっと変わった人たちの物語です。

・お互いを利用するように結婚して、夫の実家の病院を継ぐことになった女医。夫が遊び半分で始めたカフェ、趣味が悪くてびっくりやけど、自分には関係ないんでどうでもええよ。
・中学校時代の同級生でお金持ちのお嬢様に、久々の再会で一目惚れ。しかし彼女は、なんと、葬式に参列することが趣味なのだった。
・家具屋さんで働く草食男子、快適な自宅を作り上げることが生き甲斐。周りに迷惑をかけないようにということだけに気を配り、仕事も恋愛も平和に平和に。
・頼れるのは自分と金だけ。60歳独身、バリバリ働いてきた仕事も定年退職し、趣味のバレエに明け暮れる日々。バレエ教室仲間から、憧れられることが喜び。
・スニーカーショップでバイトしている、ふわふわ男子。「何考えてんの?」とよく聞かれる。変な女の人に気に入られ、そんなこんなもまぁいっかーという感じでふわふわと。
・その女性が近づくと、電化製品はたちまち狂ってしまう。という不思議な女性に恋をしてしまった。という男は他にもたくさん。悩むけど追いかけてまう、不思議彼女はとても魅力的なのです。

という6話。
あらすじまとめるだけで、めっちゃ長くなった!ので、箇条書き風に“・”付けてみました。

草食男子とかの今っぽいキーワードも入れつつ、ほんまにこんな変わった人、おりそうと言われたら確かにおりそうていう絶妙のライン。
うまいなー!
家具屋で働く草食男子はほんまにおりそうやし、スニーカーショップバイト男子もおりそう。
最後の電化製品の彼女はおらんやろうけど、ていうかおったら世界びっくり人間に出れちゃうわ。

「水10」(やったと思う)ていうココリコとか小西真奈美とかが出てた、変わった恋愛再現ドラマバラエティーみたいな番組あったの、覚えてはりますでしょうか、その番組を思い出しました。
全体的にコミカルなタッチで書かれてるし、このまんま映像化して放送できそう。

是非映像化を期待したいのが、最後のお話、「えれくとり子」。
なんやねん、このふざけたタイトル(笑)、っていうような内容もまぁ内容なんで、ゆるーい感じでええ感じ。
だって、近づいたら電化製品壊れるんですよ、携帯でこの彼女を写メしようと思ったら、携帯が急に壊れるんですよ。
ありえへんー!
こういうふざけた小説もあってええと思います!大賛成!
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by sabazaki-jaco | 2010-01-31 01:21 | ほん
「ヘヴン」



「ヘヴン」

 川上未映子著

 









情熱大陸の川上未映子特集のときに、川上さんが悩んで悩んで書いてはったのが、これ。
ただの頭おかしい女子やと思ってたけど、あの情熱大陸見て、川上さんめっちゃ好きになりました。
アップルティーにミルク入れて、「これめっちゃまずくないですか?!」って言うてるとことか、すてき!

「乳と卵」以降初の単行本やったんですね。
なんか川上さん自体に存在感がありすぎて、もっと出してはると思ってました。

斜視の目のことで、クラスで苛められている僕の筆箱に、ある日手紙が入っていた。
「わたしたちは仲間です」
それは同じクラスのコジマという女子からで、彼女も僕と同じように苛められいた。
二人は密かに手紙を交換して仲良くなっていき、イジメがエスカレートしていく中、お互いを支え合うようになっていった。

川上未映子といえばわけわからん文体、ですが、今回は普通の文体です。
普通の文体書けるんやこの人!(失礼!)

ヘヴンとは、美術館にあるコジマお気に入りの絵のこと。
この絵を崇拝してるって言っても過言じゃないくらい、気に入っているらしいのです。
そんなとこにも見え隠れしているんですが、コジマはえらく意思が強い。
ただその強さは、かっこいいかって言われると何か違う感じがして、執着とか固執みたいなどろりとしたような印象を受けます。
川上さん本人の、独特の文体とか、体の部分への執着(「ヘヴン」では目、かな)から受けるような、強さ。

ラストはまさかの展開でした。
大どんでん返し的な意味じゃなくて、結局どうなったんかようわからんけど良かったのかも、みたいな、まさかの展開。
でも絶対的な安心感。
ていうか僕の義理のお母さんが、めっちゃ優しくて、これこそ安心感やわ。

そんな重要なシーンじゃないねんけど、めっちゃ好きなシーンがありまして・・。
病院で医者が僕に斜視の手術を勧め、費用は意外と安いんだよと話すシーン。
 「そうねえ。」と医者は言った。「一万五千円くらい。」
 「一万五千円。」と僕は言った。
なんかこのゆるい繰り返しが、学校での苛められているシーンの激しさと対比されて、んでなんか遊び心も感じられるしで、うまいなーって思う。
どうでもいいけど、斜視の手術って、めっちゃ言いにくい。

文体が普通やったから、それはちょっと意外やったし残念やったけど、中身というか構成というか、もうその辺はがっつり川上未映子やった。
あたりまえか。
読み終わったし、もう一回ユーチューブで情熱大陸見よかな。
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by sabazaki-jaco | 2010-01-27 21:08 | ほん
えふぉんと
めっちゃかわいいiPhoneアプリ「えふぉんと」
名前の通り、絵のフォントです。
“あ”はこの絵、“い”はこの絵というように、“あ”から“ん”のひらがなと、濁音半濁音や句読点に、それぞれちょっとしたかわいい絵が振り分けられておるのです。
文字を入力したら、組み合わせて絵が完成。
ゆるーい感じがたまらん!
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ねー、ゆるいでしょ。
水彩絵の具でひと塗りしたようなやさしい色合いで、めっちゃ和みます。
文字数いっぱいにしてわいわいがやがやさせるんもおもしろいけど、三文字くらいで絶妙の間を楽しむのもすてき!
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by sabazaki-jaco | 2010-01-20 17:32 | まいにち
「かいじゅうたちのいるところ」(映画)


映画「かいじゅうたちのいるところ」

すばらしい!!







かっこええ!!
この映画はエンターテイメントやなくて、アートです、完璧に。

センダックの絵本「かいじゅうたちのいるところ」の実写映画化。
本だらけワールドで働いているくせに、この超有名絵本を読んだことなかったもんで、立ち読みしてから映画見ました。
ちょいとストーリー変わってるといえば変わってるんですが、映画は映画でほんますばらしい。

かいじゅうたちのデザインは絵本通りのようなんやが、一匹一匹のキャラクタ−がはっきりしていて、もこもこしててかわいいー!
ほんで主役の男の子マックス、めっちゃかわいいー!
マックスが着てるオオカミの着ぐるみも、めっちゃかわいいーあれ欲しいー!

吹き替え版は、マックスの声がこども店長らしいんですよね。
なんかちょっとそれは嫌やったんで、字幕版で見ましたが。

太陽の存在についてマックスと話すシーンがあるんですが、そのときのかいじゅうたちの台詞が、もう多分一生忘れへんであろうくらい印象に残っています。
あのシーンのために、DVD出たら買おうかな。
音楽もめっちゃかっこよかったんで、サントラも欲しいわ。
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by sabazaki-jaco | 2010-01-20 02:50 | えいが
「猫の品格」



「猫の品格」

 青木るえか著

 ○○









今年は100冊ていう目標たてたばっかりやのに、読むペース遅っ!
久々の新書です。
新書やったら表紙おもんないから、載せなくていい気もしますね。

国家、女性に続き、品格シリーズ第三弾(いや、どうやろう)
猫に品格を求めるものではありません、猫イコール品格なのです。
いい人間にはいい猫が寄ってくる、猫から学ぶ品格本です。

国家も女性も読んでへんのですが、猫と言われては飛びつかないわけにいかず。
品格っていう考え方があんまり好きじゃないんですよね。
マナーとかやいやい言うなよー好きに生きさせてくれよーって思うもんで、猫の品格?!はー?!猫はそれだけですばらしいんじゃい!って反抗しつつも、とりあえず読む。

なんでかわからんけど、最初らへん、猫批判ばっかりです。
第一章、「猫好きを信用するな」ですからね。
しかも根拠のない批判がみえみえで、「なんとなく」ってやたら言うし、まぁそれは本人も自覚してはるっぽいんですけども、いや猫好きとしてはイライライラ・・・
この著者、ほんまに猫好きなん?!って思ったり。

品格本の割に、随分下品な感じです。
特別下品な言葉が出てくるってわけじゃないのですが、なんか下品な空気が漂っていて、まぁそれが案外不快てわけではないんやけども。
ただ「猫の品格」っていうタイトルに惹かれて、内容あまり確認せずに購入されたりすると、とても不快になるかもしれませんのでご注意を。

特におもしろいところは正直なかったんですけど、村上春樹が書く猫についての部分は、なかなか興味を持てました。
これは青木るえかさんが単に村上春樹を好きなだけであって、すごいのはあくまで村上春樹なんやって気もしますが。
ていうか青木さん、好きなものより嫌いなもののほうが多くて、猫が好きって気持ちよりも、私猫っぽいって言われるんです〜とか、うちの猫ちゃんは血統書付きで〜って言うような人嫌い!って想いから、これ書いてはるって感じがして、すんなり猫本として受け入れられずでした。

とかなんとかいいつつ星3つなのは、なんやかんやでおもしろかったんで。
口臭とよだれのひどいラマちゃんという猫の、ごはん欲しいときの飼い主を起こす方法が、変。
実際にうちがやられたらめっちゃ嫌やけど、想像したらかわいくってニヤニヤしちゃうわー。
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by sabazaki-jaco | 2010-01-19 03:10 | ほん
「誰かと暮らすということ」



「誰かと暮らすということ」

 伊藤たかみ著

 









2010年第一冊目は伊藤たかみから。
好きな作家さんやから、なんか嬉しい!

周りに気を遣いすぎる知加子と、顔のせいでいつも怒っていると思われてしまうセージ。
二人は同じ会社の同期で同じ町に住んでいることもあり、時々二人で食事をしたりするのだが、お互いにうまく気持ちを伝えることができないでいる。
この二人の物語を中心に、東京の下井草という小さな町で暮らす人たちの、小さな幸せがふわふわ漂う一冊です。

今のうちの気分にとても合ったお話でした。
穏やかでゆったりとした気分、例えると、予定のない休日に家でごろごろしている午前11時のような。
食事をするにもスープ飲んで落ち着いたり、明るい色の服を着てテンションが上がったりするのと同じように、本も読んで楽しむのはもちろんやけど、感情の上げ下げにがっちり直結してるんやわと、改めて気付かされたのでした。

さてこの本ですが、短編集になるんかなー、いちおう一つ一つで完結はしてるっぽいけど、実は続きがあってつながっていましたー!という感じ。
表紙の絵めっちゃ大自然やけど、舞台になっている下井草は多分都会やと思います。
大体、みんなマンションに住んでるしな。

店が経営不振やったり離婚したりとか、穏やかとは言えない境遇の人もおるわけなんですが、読み終わったらどれも、人の温かさに触れたような、穏やかな気分になれるものばかり。
ハートフル!
でもやっぱ、一番仰山登場する、知加子とセージの二人の、ちょっとづつ仲良くなってってんのかどうなんかー、ってのが特におもしろかったです。
二人とも、一癖も二癖もある性格ですからね。
知加子とセージだけで一冊にしてくれてもよかったのにってくらい、読み応え十分。

下井草はええ町なんやろな。
また是非大阪を描いてほしいです、たかみさん!
「ドライブイン蒲生」の荒っぽい大阪とか、めっちゃええ感じやったし。
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by sabazaki-jaco | 2010-01-10 03:03 | ほん
「カールじいさんの空飛ぶ家」(映画)


映画「カールじいさんの空飛ぶ家」

アクロバットカールじいさん!







元旦に見てきました、カールじいさん。
CM見て、“妻の夢を叶えるため空飛ぶ家を作った、カールじいさんの心温まる物語”かと思ってたんやが、“空飛ぶ家に乗って、カールじいさんいざ冒険へ!戦えカールじいさん!”って感じのストーリーでした。
意外ー。

カールじいさんは相当お年なんやと思うんですが、驚くほど軽快に動かはります。
ファイトォーいっぱーつ!みたいなこといっぱいするし、えー、うそーんと思いながら見てたのでした。

でも、ふうせんがめっちゃきれかったのです。
太陽の光が透けて見えるふうせんのゴムの質感とか、ふうせんを通して地面に光が当たったときのふんわりとした影とか、あとふうせんの紐が超仰山束になった量感とか、ふうせん同士がぶつかって弾む感じとか・・・。
さすがピクサー!
カールじいさんよりもふうせんすごい!
ふうせんを描きたかったんやで、きっと。
ストーリーはまぁ、まあまあやけど、ふうせんのすごさに感動したので満足ー。

これ、3Dでも上映やってるみたいですが、うちは普通で見ました。
3Dってどないなんやろ、疲れへんのかしら。
3Dでふうせん見てみたいな。
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by sabazaki-jaco | 2010-01-05 00:27 | えいが
2010
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あけましておめでとうございます。
今年ものんびり更新していきますので、おつきあいいただけたら嬉しいです。
上の絵は、今年のうちの年賀状、がおー!って感じで。

さて、お正月、みなさまいかがお過ごしでしたでしょうか。
うちは太りました。
生まれて初めて、大トロを食べました。
うますぎてびっくり。
生きててよかったー。

初詣は天満宮へ。
元旦に行ったのであほほど混んでました。
おみくじは吉、あんまりええこと書いてなかったけど。
おみくじはやっぱり、厳しめの住吉大社のおみくじのほうが好きです。
でも天満宮の巫女さんかわいかったからよし!

ところでちょっと数えてみました、昨年読んだ冊数、89冊。
少ない!!
今年は100冊は超えられるようにがんばろう。
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by sabazaki-jaco | 2010-01-04 01:16 | まいにち