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「苺をつぶしながら」


「苺をつぶしながら」

 田辺聖子著

 




愛とは何ぞやと頭を抱えているところに、友達がこの本を送ってくれました。
大阪の女で愛といえば、お聖さんですか。

名言だらけでした。
格言と言ったほうがええかもしれない。
“人は自分が愛したもののことは忘れても、自分を愛した人のことは忘れないのである。”
こんな一文がさらりと文中に。
深いですな。

財閥の御曹司であった剛と別れて、一人ぐらしを始めた乃里子。
あの世へいったって、こんないい目はみられそうにない!
結婚生活から解放され(乃里子は結婚生活から「出所」したと言っている)、ぴかぴかの三十代の自由な時間、独身バンザイ。
仕事も遊びも恋も、存分に楽しもうじゃないですか。

まるで小さな金魚鉢から大きな池に金魚を放してやったかのように、乃里子が大阪の街を自由に泳ぎ回る様子は、見ていて本当に気持ちがいいんです。
いや私は早く結婚して、すてきな旦那様のために毎日おいしいごはんを作るのっ!というのが理想だと言う人も、きっとこの「女一人のたのしさ」に共感できてしまうんやないかなと思います。

ちなみにこの「苺をつぶしながら」は、「言い寄る」「私的生活」という二冊の続編やったみたいなのですが、これだけでも読めました。
とある情報によりますと、「言い寄る」は結婚前、「私的生活」は結婚中、ということみたいです。
おもしろそうやなー。

奥付を見ると昭和60年発行となっているので、つまり23年も前に書かれたもの。
まだ2歳やった頃ですねー、って何も覚えてへんよ。
だいたいうちのお母さん(今59歳。あ、バラしてしまったごめん!)の世代ってことでしょうね。
しかしながら古さは一切感じません。
大阪の大阪臭さがええ感じ。
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by sabazaki-jaco | 2008-12-26 23:55 | ほん
「L magazine」



「L magazine」

 京阪神エルマガジン社発行

 









ついにこの日が来てしまいましたか。
大好きな雑誌「L magazine」通称「エルマガ」が、今月号で休刊なのです。

エルマガは関西の雑誌なんで、ご存知ない方のために説明を少々。
毎月非常に興味深い特集(書店、文房具、猫等)を組み、また映画や演劇、アート情報をええ感じで提供してくれるカルチャー雑誌。
実際に使える情報ばかりやったし、実際に使っていろんなとこ行ったし、未だにバックナンバー出してきてそれ見て出掛けたりもします。
んで誌面がおしゃれなのがまた嬉しい。

休刊するんやったらこれまでのエルマガ捨てたり切り抜いたりするんじゃなかったー、と後悔しておったところに、ええ情報が。
アメ村のdigmeoutで、1月18日(日)まで「L magazine展」をやってるそうです。
バックナンバーも一部展示してあって、閲覧可能とのこと!
チョップリンのトークライブも気になりますが・・・。
年末年始、忙しくなりそうやなー。


エルマガ、きっと復活してくれることを期待しています!
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by sabazaki-jaco | 2008-12-26 01:35 | ほん
欲張りケーキ
クリスマスバンザイ!
友達が神戸大丸限定のクリスマスケーキを買ってきてくれました。
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こんな豪華なケーキ初めてやー!
ショートケーキ、チョコレートケーキ、キャラメルクリームのケーキ、チーズケーキが一つになっておるんです。
なんと欲張りさん。
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by sabazaki-jaco | 2008-12-24 22:48 | まいにち
さて、大山崎
アサヒビール大山崎山荘美術館で、今、山口晃展がやっております。

さて、大山崎 〜山口晃展〜
開催中、2009年3月8日(日)まで。
大山崎山荘美術館のHP:http://www.asahibeer-oyamazaki.com/

んで行ってきました。

この企画のために、大山崎のまちの様子(高速道路の複雑な絡みを中心に)と、京都名所紹介(おもしろおかしく)の作品を、新たに描かれたようです。
京都紹介のは、山口さんの限りない知的センス溢れまくりやと思います。
大山崎の絵を描くために随分大山崎を調査なさったようなんですが、その模様を「すずしろ日記」という漫画で描いてはるんですが、それがまたおもろい。
ぷぷって笑えます。

山口さんの作品は、画集を見て、絵の緻密さと芸の細かさに惚れ込みました。
ほんまに細かいんで、画集には虫眼鏡がついているほど。
その虫眼鏡を使ってよく見れば見るほど、細かい絵の中に遊び心が仰山隠されているのを発見でき、それがまた楽しい。


山口晃作品集

絵なんか勝手に載せたらやっぱりあかんやろうか、と考慮致しまして、画集貼ってみました。
この画集には、大阪の風景も載っています。
小一時間、ひたすら虫眼鏡で見ておりましたが、飽きないです。

馬とバイクの融合みたいなめっちゃかっこいい乗り物で戦をしている絵が、ものすごく好きです。
とにかく馬とバイクの融合がえらくかっこええんですよ。


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大山崎山荘美術館。
ものすごくええところです。
二階には素敵な景色を一望できる喫茶室もあり、落ち着きます。
暖炉のタイルとか、振り子で動く置き時計とか、浴室とか・・、展示以外にも建物自体が魅力的なんで、ほんと。
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by sabazaki-jaco | 2008-12-21 22:52 | まいにち
「星へ落ちる」



「星へ落ちる」

 金原ひとみ著

 









忠告します。
今つらい恋愛をされている方は、読まない方がいいかもしれません。
凹みます。
沈みます。
落ちます。

彼が部屋に来てくれるのを待っている、私。
彼が最近女と浮気していると知ってしまった、僕。
彼のことを好きになった彼女に逃げられた、俺。

ここには、私、僕、俺、そして彼の四人が出てきます。
私、僕、俺の三人の視点から語られる、それぞれのつらい想い、帯の言葉をお借りして「絶望」。
彼の視点からは一切語られておりませんので、彼だけが生き生きしているように見えて仕方ありません。
それ以外はつかみどころがなくて非現実的に思えます。

とにかく対比がすごい。
それが顕著に表れているのが名前です。
ここでは一切の人間に、名前が与えられておりません。
それに対して、ジントニック、ル・クーゼの鍋、コックローチドリームというパソコンゲーム。
これらのものの名前の、なんと具体的なこと!
この対比が、人間の絶望感をより引き立てて見せているのやと思います。

ケータイ小説は話がリアルやからおもしろい!と、何かに書いてあったのか誰かが言っていたのか。
よう忘れましたが、それやったら金原ひとみの本読んでみはったらどうかなと、おすすめしたいです。
痛々しさとか、恋愛のつらさとか、通じるとこがあるんじゃないかなと・・。
うち、ケータイ小説読んだことないですが。
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by sabazaki-jaco | 2008-12-19 22:59 | ほん
「本棚2」



「本棚2」

 ヒヨコ舎編

 






友達の家に遊びに行ったりすると、本棚がとても気になります。
なのでじっくりと見せていただきます。
本棚を見れば、その人の趣味嗜好はもちろん、人柄からその人の裏側まで、全てが見えるような気がするのです。

また、友達がうちの部屋に遊びに来た場合、うちの本棚を見てもらえるととても嬉しいです。
うちの本棚のどの本に興味を持ってくれるのやろうと、そこが知りたいのです。
この人にはこんな本がええんではなかろうかと、薦めてみたりもします。
セレクトショップの店員さんはこんな気分なのやろう。
悪くないなぁ。

「本棚」をとばして「本棚2」から読んだのは、西加奈子の本棚が載っていたから。
大好きなんです、西加奈子。
西さんが薦めてた小森和子の「流れるままに、愛」は今度読んでみます。

作家の他にも、書評家や漫画家や絵本作家など、15人の本棚紹介。
それぞれ趣味のわかりやすい本が仰山並んでおりました。
最初西さんしか読む気なかったんですが、写真多いんですぐ読めるし、こだわりあったりなかったりをそれぞれ好きに語っているのでおもしろい。
本棚に人形を飾りまくっている人もおり、一巻二巻三巻が別々のところに入っている適当な人もおり、高さがぴっちりそろっている人もおる。
やはり人の本棚はおもろいです。

ところで、ブクログというサイトをご存知でしょうか?
インターネット上に、自分の本棚を作ることができるサイトです。
うちもこのブログを始めるよりも前から利用しておりまして、右のおきにいりの中にも登録しているんですが。
よかったら見てみてください。

ブクログ:http://booklog.jp/
じゃこの本棚:http://booklog.jp/users/sabaneko
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by sabazaki-jaco | 2008-12-18 23:17 | ほん
変な絵柄と変ボールペン
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変な絵柄のブックカバーを手に入れました。
こいつは2009年のほぼ日手帳のカバーとなる予定です。

それとボールペン。
神々しいでしょ。
仏様やから、神々しいとは言わんのでしょうか。

ま、これ、使用しません。
部屋に飾る用のボールペン。

こんな感じの変なボールペンが、うちには仰山あります。
あ、このブログ、「本とボールペンのブログ」にしようかな。
そしたら雑誌かなにかで、「文房具特集やるんで、おたくの変ボールペンコレクションを見せてください。」という取材が来るかもしれない。
変ボールペンの本も出版して、蒼井優か宮崎あおいとボールペン対談なんていう企画でテレビに出ちゃったりして。
夢膨らみます。
あーハワイ行った時に、ケチケチせずにもっと買っておいたらよかった!


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さてブックカバーですが、一昨年に大丸で買った鞄と、とても絵柄が似ているように思います。
(と言うても、写真小さくてあんまり絵柄がちゃんと見えないですね・・)

これ、大丸のオリジナル商品なんですよ。
鞄売り場の、女の子らしい鞄やら高そうな鞄が並ぶ中で、この鞄だけめっちゃ違和感があったのを覚えております。
持ち手革やし、そういうとこきちんと作られていて、さすが百貨店。

ブックカバーとこの鞄、同じ人のイラストなんやろうか。
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by sabazaki-jaco | 2008-12-17 23:18 | ええもん
ルミナリエ
日曜日は神戸ルミナリエへ。
去年のとどこが違うんかわからんながらも、なんやかんやで毎年行っております。
神戸は上品やから好きです。

仕事終わってから行ったからちょっと時間も遅かったし、日曜やけどそんなに待つこともなく。
待ってる間に、油で揚げていないドーナツというやつを初めて食べました。
プレーンと大納言を食べたのやが、プレーンはベビーカステラみたいな感じでおいしかった!
表面が少しカリッとしていて食感もええです。
大納言はぼちぼち。

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          入り口。お決まりの構図で。


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          最後のメインぽいとこ。


800万画素カメラと有機ELディスプレイのハイテク携帯を最近購入したので、調子乗って仰山写真撮りました。
こんなにきれいに撮れるんやったらもうデジカメいらん!

ルミナリエでとても気になったのが、募金集める人がめっちゃいっぱいいてたこと。
「先ほど手前の方でお金入れましたので、勘弁してください・・・」と心の中でつぶやきながら通り抜けました。
5メートルおきにいてはるんやもん。
でも年々開催期間短くなっていってるし、だいぶ厳しいみたいですね。
来年も見られるのやろか。
来年はドーナツ一つにして募金しよ。
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by sabazaki-jaco | 2008-12-16 22:28 | まいにち
「イン・ザ・プール」



「イン・ザ・プール」

 奥田英朗著

 ○○









プール中毒、持続勃起症、ストーカー被害妄想、携帯電話依存、確認脅迫神経症。
変な病気を抱えた彼らが訪れた伊良部総合病院、そこの精神科医伊良部一郎はえらく変人であった。
伊良部医師のわけわからんくて滅茶苦茶な言動に振り回されながら、患者たちの治療?は進む。

何かで誰かが「すごく笑える!」と評価していたので気になっておりました。
表紙がまた不思議な雰囲気をかもし出していて、やっぱり気になっておりました。
それでやっと読んだんですが・・・。
ん?意外とおもしろくない。
これが最初の感想。
いや、「意外と」を前に持ってきたにしても、「おもしろくない」というのは語弊があるかもしれないですね。
笑いを理解できない。
アメリカンジョークを聞かされて、「な?超うけるだろ?」と言われた感じ。

いや、うちは否定しているのではないのです。
さっき書いたでしょう、「最初の感想」と。

伊良部は、太っていて、相当なマザコンで、他人の目など一切気にしない性格で、自己中心的で、ほんでもって無駄に金持ち。
ごめんやけど嫌なタイプやよねー。
しかもアクション俳優のオーディションを堂々と受けたりするからまたすごい。
もうツッコミどころ満載!

しかし読み進めるうちに、そんな伊良部がかわいく見えてきたりするんです。
うちは全5話中、4話目で彼を受け入れました。
ちょっと遅め。
治療とも呼んでええんかもわからんような滅茶苦茶なことばっかりやりながらも、最終的には解決する、そしてうちは伊良部を信頼する。
そんな流れで伊良部にはまっていくのやと、そう解釈しました。
というかそうとでも自分に言い聞かせないと、伊良部を受け入れてしまった自分が悲しい。
そのくらい伊良部は変人やから。

「空中ブランコ」という続編があるとの噂なんで、なんやかんやでうちもきっと読んでまうのやろうと思います。
こうやって皆「伊良部中毒症」となり、伊良部医師のもとに通うようです。
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by sabazaki-jaco | 2008-12-15 22:28 | ほん
からすのパンやさんトランプ
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かこさとし作「からすのパンやさん」という絵本をご存知でしょうか。
かなり昔に出版された超人気のロングセラー絵本です。
上の写真左のような、すんごいかわいいパンが仰山でてきます。
それを眺めるだけでも、もうワクワク!
しかもこれがまたおいしそうなんですよね!

そんなこどもの夢ぎっしりの「からすのパンやさん」の、トランプがあったんです。
うちはこれをフリマで見つけました。
値段交渉も忘れて即お買い上げ。
でももったいなくって、まだ一度も使わずにいます。


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マークも、ハートやスペードじゃなくて、パン!
わかりにくいとかそんなことはどうでもよくて、これで七並べなんかやったらずらーっとパンが並んで、それこそパンやさんですよ。
ジャックの、からす一家みんなで生地をこねこねしているの、かわいすぎます!
ばば抜きしていても、これは取られたくない、ずっと眺めていたいー。
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by sabazaki-jaco | 2008-12-13 20:38 | ええもん