「光」



「光」

 三浦しをん著

 









随分放置しておりました、ブログ。
パソコン立ち上げてすらないです。
立体ピクロスのせいです。


暴力で人は救えるか。
衝撃的なテーマです。

美浜島をまるごとのみ込んだ津波で、生き残った中学生の信之。
静まり返った島の中で、恋人の美花に向けられた暴力から救うため、信之は人を殺してしまった。
その事実を隠し通して大人になり、結婚してごく普通の生活を送っていた信之のもとへ、もう一人の生き残りで幼なじみの輔がやってきた。

一つの暴力を隠すために暴力を使い、さらに暴力を塗り重ねる。
暴力。
なんちゅう暴力的な言葉や。
暴力では人は救えない!

というのが、平和を愛する女、うちの結論。
しをんさんの結論も、そうやねやと思います。
ユーモラスでファンキーなイメージやったんですが、しをんさん、本当渾身の一冊です。
訴えは確かに受け取りました。
暴力的で苦しいことばかりやけど、あくまでこれは小説。
重い内容のはずやのに、実に読みやすいです。

信之は一点の光だけを見続けている。
視界を邪魔する闇が現れても、集中して光を見続けていると目の中にその光の残像が残るように、それをひたすら追いかけられる。
うちが勝手に思い浮かべた、光の残像の印象は見当違いな話やと思いますが、「光」というタイトルがほんまかっこいい!
暴力、暴力って、完全に「闇」側の内容やのに。

それにしても、今日のブログだけで何回“暴力”って書いたんやろ。
目をつむったら、“暴力”って文字が浮かびます。
こわい!!
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by sabazaki-jaco | 2009-03-25 04:06 | ほん