「鹿男あをによし」



「鹿男あをによし」

 万城目学著

 









なんかここんところ図書館の予約本到着ラッシュで、待ちに待った本たちがジャンジャン届いていて、嬉しい限りです。
これもえらい長いこと待ちましたよー。
鹿、大人気やなー。

「神経衰弱」と言われ大学院を追い出され、二学期の間だけ奈良の女子校で担任として働くことになった、おれ。
初日からクラスの生徒たちから嫌われてしまい、特に堀田イトとの関係がうまくいかず悩んでいるところに、突然、鹿から声をかけられる。
どうやらおれは鹿の“運び番”に選ばれてしまったらしい。
鹿の命令に振り回されながら、日本を守るために走り回る。

大阪に住んでいるうちにとって、何より嬉しいのが、知っているところばかりが舞台になっているということ。
奈良の女子校はうちが大好きな平城京跡の隣にあり、あとは奈良公園とか、若草山、飛鳥の石舞台に奈良健康ランド。
京都では伏見稲荷神社と、大阪の難波宮跡。
何回も行ったことあるとこばかりなので、お話の舞台を、頭の中ではっきりと思い浮かべることができます。

奈良の鹿、行ったことない方のために言っておきますと、ほんまに仰山おるんです。
んで鹿せんべいくれーと、お辞儀をします。
鹿せんべいを出し渋っていると迫ってきて、逃げるとさらに追いかけてくるので、うちはそのおかげで鹿恐怖症です。
小さい頃に追いかけられて泣きましたもんで。

その恐怖の鹿が突然話しかけてくるっていう衝撃的なお話なんです。
この鹿がまたなんか生意気なんですよねー。
表紙のイラストの鹿、生意気な顔してるでしょ?
「鹿め、鹿めっ!先生、鹿なんかに負けるな!」と、個人的な感情むき出しで読んでいました。

鹿に敵対心燃やしつつですが、でもすごく読んでいて楽しかったです。
奈良京都大阪のことよく知ってはるようで、舞台にとても忠実に描かれていて、違和感を感じるところなんてひとつもありませんでした。
登場人物のキャラクタ−や人間模様とか、動物が喋るおかしさとか、少々恋愛関係とか、色々な要素がええ感じに組み込まれています。

さ、次に読む本はこの本以上に図書館の予約待ちが長かった本なので、期待しまくり。
舞台はまた関西、兵庫県です。
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by sabazaki-jaco | 2009-02-21 22:58 | ほん