「夜は短し歩けよ乙女」



「夜は短し歩けよ乙女」

 森見登美彦著

 









「四畳半神話大系」に続いて、京都の大学生(まぁ多分京大)のお話。
嬉しいことに、「四畳半神話大系」で出てきた人たちがちらほら出てきます。
歯科衛生士の羽貫さんとか、師匠であった樋口さんとか!
羽貫さん好きやったんで、出てきて興奮しました!登場の仕方も、えらいかっこよかったもんで。

黒髪の乙女に恋をしてしまったごく普通の大学生の、偶然を装って彼女とばったり出会うために駆け回ったり飛び回ったりする恋の物語。
しかし主人公は、彼女です。
彼女の、あんまり何も考えていなさそうなぽわーんとした感じがとても魅力的!
夜の先斗町、神社の古本市、大学の学園祭、色んなところで魅力を振りまいて、色んな人を道連れにして、色んなハプニングもありつつの、黒髪の乙女ワールドです。

でも最も魅力満載やと思ったのは第三章の「御都合主義者かく語りき」、学園祭を彼女が一人で回る話です。なんか物凄いタイトルですが。
学園祭初っぱなで射的屋でど真ん中を撃って、大きな緋鯉のぬいぐるみをもらい、それを背負ってぽてぽて歩く。
↑もうこれだけで、めっちゃかわいいやないですか!!
友達になりたい友達になりたい。
できたら付き合いたい。
そういえば「太陽の塔」の水尾さんもかわいかったなぁ。

森見氏は文体がえらく特徴的なんでそこに注目されがちですが、やっぱりキャラクタ−がみな魅力的なんですよね。
そしていかにも文学的なちょっと堅苦しい風の文体の中に、わかりやすくかわいらしい要素(例えば「ぷにぷに」っていう擬音語みたいなもの)が時々でてくるんです。
ああ、漫画みたいや、と思いました。

かわいい女の子の横に「ぷにぷに」って。
完全に今流行の萌系やないですか。
男性陣もだめな感じの人しかでてきませんし。
あれ、そうなんですか?
どうなんですかーモリミー。
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by sabazaki-jaco | 2009-01-14 23:19 | ほん