「対岸の彼女」



「対岸の彼女」

 角田光代著

 








専業主婦の小夜子は、娘あかりの公園デビューに失敗して以来、近所の公園を巡る毎日。
このままではいけないと、働きに出ることを決意する。
小夜子が面接を受けた会社の女社長葵は、偶然にも同じ大学出身で同い年であった。
そのことで二人は意気投合。
結婚していて子持ちで内向的な性格の小夜子と、バリバリ仕事をし誰とでも打ち解けることのできる性格の葵。
見事に真逆ですね。
正しく、「対岸」。

性格がどんなに違っても、小さい頃なら関係なしに仲良くなれたんやろう。
目立つ目立たない、金持ちか貧乏か、どんな仕事をしているのか、結婚してるかしてないか、子供がいるかいないか。
大きくなるにつれて壁がどんどん増えていく。
これって何?
プライド?

そう言うと、大きくなるのって嫌やなぁと思う。
しかし「対岸の彼女」の中には、こんな言葉も出てきちゃうんです。
『なぜ私たちは年齢を重ねるのか。』

なんでって、来年になったら一つ年を取るもんなんやからしゃーないやん。
ってアホみたいにこう思ったんですが、問いには回答を。
角田さんはきちんと答えを用意してくれております。
大人になったって、友達欲しいもんな。

さてここで一つわかったこと。
角田光代は確かだ。
「対岸の彼女」により、うちの脳内においてこの公式は証明されました。
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by sabazaki-jaco | 2008-12-01 23:21 | ほん