「初恋素描帖」



「初恋素描帖」

 豊島ミホ著

 










戸村飯店、一瞬の風になれに続く青春第三弾は、“初恋”です!

さてこの「初恋素描帖」、10月号のダヴィンチに特集が組まれていて、そこに「実人生の思い出を元ネタに小説を書く」と書いてありました。
豊島さん、82年生まれとのこと。
うちは83年生まれなので同年代。
つまりこの本は、うちが中学生の頃のお話ってことみたいです。

本を開くと、目次の代わりに2年2組のクラス名簿が。
出席番号、名前、部活が書かれております。
これだけでちょっとワクワクできます。
全20話、クラスメート20人分の初恋。
20人て、そんなにみんな恋してんの?!
照れるわ中学生!

ほんまちょっとしたことで誰かを好きになってみたり、授業中ずっと見ていたり、勢いで告白してみたり、そうそう、中学校ってそういうことをするところやねやった!
中学校で誰かに告白(そもそも、告白って言葉自体なんか恥ずかしいわ)したような思い出なんかないけれども、「そうそう、そんな感じ〜」と思わせてくれる、そんな一冊でした。
一番自由に恋できる時代かもしれないですね、中学生って。

そしてもう一つ、この本の魅力的ポイント!
20人全員、イラストがついてるんですよ!
しかも、「ソラニン」とか「素晴らしい世界」とか書いてる浅野いにおのイラスト!
お話読んでからそれぞれをイメージして絵描いたんかなー。
浅野いにおが好きな人は、この20人に完璧にマッチしたイラストを拝むためにも是非読んでほしいです。

話は変わって豊島さん、ダヴィンチ11月号の穂村弘の「短歌ください」のコーナーで、西加奈子と山崎ナオコーラと一緒にスペシャル歌会ってことで短歌を詠んではるのですが・・
すごくええんですよー、豊島さんの歌!
ひとつ紹介しちゃっていいかしら、勝手に。

 別に好きじゃないけど夢でただ一度味がしたのはコロッケだった

この歌を読んで豊島さんの本を読んでみようと思い、ちょうどダヴィンチに広告が載っていた「初恋素描帖」に手を出してみたのでした。
なんか最後の方ダヴィンチの宣伝みたいになってますが、ありがとうダヴィンチ。
[PR]
by sabazaki-jaco | 2008-11-08 21:44 | ほん