「炎上する君」



「炎上する君」

 西加奈子著

 









足が炎上している男がいるという噂を耳にして、それはぜひとも見たいものだと思った女が二人。
いつも通っている銭湯に足が炎上した男が現れ、彼女たちの心にも小さな変化が訪れる。
表題作「炎上する君」含め8つの変なお話短編集。

えー、上から目線発言で申し訳ございませんが、西さん、めっちゃうまくなってないですか?
荒さ(それも良かったんやけど)が随分減って、鋭くなった感じ。
針とかナイフみたいな危険な鋭さじゃなくて、めっちゃ先尖った葉っぱとか、そんな感じ。
ゆらゆらしてんのに、しゃきーんとしてる。
やばー、ますますすきになりましたよ、西さん!

「炎上する君」がもうすごい良かった!
短編集のタイトルってどうやって決めてんのか知らんけど、きっと一番気に入ったやつとかにするんやろうし、それで読んで表題作が一番気に入ったというのは、作家さんと趣味が似てるってことかしらと思って、密かに嬉しくなります。
まぁ大人の事情があるんやろから、字面で選んでんのかもしらんけど。

足が炎上してるって何事ー!と、最初はそのわけわからんっぷりに脳みそ持っていかれるんですが、それよりもこのお話の魅力は、二人の女です。
地味な見た目で、淡々とした喋り方、声のトーン低め。
「そうであったか。」「そうだ。」みたいな会話。
西さんのセンスに惚れ直しました。

西加奈子のホームページがあったってこと、最近気付きました。
http://info.nishikanako.com/
ここ。
絵とかも見れてよだれもんです。
しかも、ナオコーラのホームページへのリンクが貼られている・・。
仲ええんやなー。
短編の一つ「甘い果実」に、がっつりナオコーラ出てくるし(笑)

大阪でサイン会とかせーへんのかなぁ。
西さんに会いたい!
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by sabazaki-jaco | 2010-05-15 00:34 | ほん