「猫の水につかるカエル」



「猫の水につかるカエル」

 川崎徹著

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お久しぶり更新です。
びっくりスローペース。
就活中なのです。
そろそろペース上げていけるように・・解放されたい!!

川崎徹さん知らないのですがCMディレクターさんだそうで、それよりも、うち的に100点満点のタイトル!
エッセイと思って読んでたら、どうやら小説やったらしい。
毎日同じ時間に、公園のノラ猫にエサをあげるおじさん。亡くなった父のことを思い出しながら、生きるか死ぬかのノラ猫たちのことを気に掛けつつ。(「傘と長靴」)
もしかしたら自分はガンかもしれないという恐怖の中で、父の死後実家から譲り受けたソファと、愛し愛されている一匹の猫と暮らす。(「猫の水につかるカエル」)

死がその辺でふわふわと浮いているような、掴めないし掴んではいけないようなお話が二話。
猫の水につかるカエルというのも、つまり猫用飲み水のお皿につかっちゃったカエルってことなんですけど、浮遊感がありますし。
や、実際にその光景を思い浮かべたら、もうめっちゃかわいすぎてたまらんのですが。
ん?気持ち悪いって?
いやいや、かわいいですよー。

両方の話に共通して言えることで、現在になったり過去の回想になったり、場面が急に変わってついていくのが大変でした。
きっと川崎徹ワールドなんだろうと解釈。(←めっちゃ適当。あてにしたらあきません!)
安定しない感じが、さらに死を感じさせられているようです。

表題作の「猫の水につかるカエル」が良かったなぁ。
心中を勧めてくる猫(これがめっちゃおもしろい!)、ただそこで生きているカエル、色んな病気を持っているが前向きな友人、亡くなった父と母、残った遺品、私はまだ死にたくない。
誰でも死はすぐそばにあるもんなんだよ、でも生に固執することはかっこいいことなんだよって、そんなことを教えてくれてるんじゃないかなぁと思います。
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by sabazaki-jaco | 2010-02-19 01:02 | ほん