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「猫の品格」



「猫の品格」

 青木るえか著

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今年は100冊ていう目標たてたばっかりやのに、読むペース遅っ!
久々の新書です。
新書やったら表紙おもんないから、載せなくていい気もしますね。

国家、女性に続き、品格シリーズ第三弾(いや、どうやろう)
猫に品格を求めるものではありません、猫イコール品格なのです。
いい人間にはいい猫が寄ってくる、猫から学ぶ品格本です。

国家も女性も読んでへんのですが、猫と言われては飛びつかないわけにいかず。
品格っていう考え方があんまり好きじゃないんですよね。
マナーとかやいやい言うなよー好きに生きさせてくれよーって思うもんで、猫の品格?!はー?!猫はそれだけですばらしいんじゃい!って反抗しつつも、とりあえず読む。

なんでかわからんけど、最初らへん、猫批判ばっかりです。
第一章、「猫好きを信用するな」ですからね。
しかも根拠のない批判がみえみえで、「なんとなく」ってやたら言うし、まぁそれは本人も自覚してはるっぽいんですけども、いや猫好きとしてはイライライラ・・・
この著者、ほんまに猫好きなん?!って思ったり。

品格本の割に、随分下品な感じです。
特別下品な言葉が出てくるってわけじゃないのですが、なんか下品な空気が漂っていて、まぁそれが案外不快てわけではないんやけども。
ただ「猫の品格」っていうタイトルに惹かれて、内容あまり確認せずに購入されたりすると、とても不快になるかもしれませんのでご注意を。

特におもしろいところは正直なかったんですけど、村上春樹が書く猫についての部分は、なかなか興味を持てました。
これは青木るえかさんが単に村上春樹を好きなだけであって、すごいのはあくまで村上春樹なんやって気もしますが。
ていうか青木さん、好きなものより嫌いなもののほうが多くて、猫が好きって気持ちよりも、私猫っぽいって言われるんです〜とか、うちの猫ちゃんは血統書付きで〜って言うような人嫌い!って想いから、これ書いてはるって感じがして、すんなり猫本として受け入れられずでした。

とかなんとかいいつつ星3つなのは、なんやかんやでおもしろかったんで。
口臭とよだれのひどいラマちゃんという猫の、ごはん欲しいときの飼い主を起こす方法が、変。
実際にうちがやられたらめっちゃ嫌やけど、想像したらかわいくってニヤニヤしちゃうわー。
by sabazaki-jaco | 2010-01-19 03:10 | ほん