「重力ピエロ」



「重力ピエロ」

 伊坂幸太郎著

 









どんどん映画化されてってますね。
次は「ゴールデンスランバー」やとか。
この「重力ピエロ」も、今年春にやってたんを見ました。
映画は映画でめっちゃおもしろかったんですけど、やっぱ原作ですね、本ですね!

連続放火事件の現場の近くには、必ずグラフィティアートがある。
放火と落書きの法則に気付いた春は、遺伝子の研究をしている会社に勤める兄の泉水に、犯人を捕まえようと声をかけた。
最強の兄弟が、放火と落書きの謎に挑む。

放火、グラフィティアートの謎の単語、遺伝子。
記号やキーワードを拾っていく様子は、まるでクロスワードパズルみたいです。
めっちゃ難解なクロスワード。
平面じゃなく、3Dやでこれ。
ねじれの位置みたいな半端なもんじゃなくて、がっちりきっちり作り込まれたパズル。
すごすぎる。

伊坂幸太郎の天才っぷりに、心の奥底から感心させられること間違いなしです。
遺伝子のほんまパズルみたいな話やし、余計に頭ええ感じがむんむんします。
そして最後に書かれた参考文献の多さ!(読んだらすぐ眠くなりそうな、難しそうな題名ばかり)

ミステリーの謎解きがおもしろいってだけじゃないのです、さらに。
一番すてきなところは、なんと言うても家族愛ですよ!
泉水と春のお父さんは、最高にかっこいいお父さんなのです。
やっぱ伊坂さんは、かっこいい大人を描くわー。
ミステリーやのに、涙が出ちゃう。

でも原作よりも先に映画を見ちゃうと、どうしても俳優さんの顔を浮かべながら読んでしまう。
それがちょっと悲しいです。
想像の幅が狭まっちゃいますもん。
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by sabazaki-jaco | 2009-11-21 02:01 | ほん