「男と点と線」



「男と点と線」

 山崎ナオコーラ著

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クアラルンプール、パリ、上海、東京、ニューヨーク、世界最南端の町。
世界中のいろんなところでどこででも男と女はつながっているんだ!をテーマにした、短編集です。
それにしてもほんま、ナオコーラは男が好きやなぁ。

というのを最も感じたのが、二番目のパリ「スカートのすそをふんで歩く女」。
なんかわからんけどもうタイトルからして!って感じなんですが、主人公の女は大学4回生、女の子の友達と喋ってもおもんないから男の子とばっかり遊んでいて、その男友達3人とパリに卒業旅行に行く、という話です。
この主人公から、なんやナオコーラの匂いがぷんぷんする!

東京の「膨張する話」も、こっちは高校3年生の男子が主人公で、久しぶりのデートで彼女にエロい話ばっかりして困らせる、ていう話なんやが、なぜかこっちにもナオコーラ臭が・・。
妄想だらけの高3男子やのに。
でもこれはめっちゃおもしろかったです。
彼女が困ったり起こったりする、間とか空気感がすごいええ感じに出ていて、すごい良かった。

あとは上海の「邂逅」。
上海に出張に行き、そこの会社の社長(18歳)に散々振り回され、社長の姉が行方不明になって、一緒に探すことになるという話です。
ただうちが上海に憧れてるからってのもあるのかもしらんのですが、上海の街の怪しい色合いとか、真面目やのにうさん臭いところとか、すごいわかるしおもしろかった。
これはあんまりナオコーラ臭しなかったし。

ってさっきから、ナオコーラの匂いとかナオコーラ臭とか言うてますが、これ感じてるんうちだけやったらすみません。
小説読んでたら、著者のことってそう気にしないじゃないですか。
しかしナオコーラの作品は、節々から「はい!私!私!」って感じで、ナオコーラ本人が出てきているような気がするんです。

でもなんで表紙、レゴ?
かわいい絵やけど、イメージじゃないけどなぁ。
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by sabazaki-jaco | 2009-10-30 00:30 | ほん