「アルゼンチンババア」



「アルゼンチンババア」

 よしもとばなな著

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廃屋のようなぼろぼろのビルに一人で住んでいる、町の人たちからアルゼンチンババアと呼ばれている風変わりなおばあさんがいる。
みつこは、母が亡くなってから行方のわからなくなっていた父が、なんとそのアルゼンチンババアと付き合っているという噂を聞いて驚くが、勇気を出してビルのドアを叩いた。
昔々から残されたものに囲まれた独特の匂いの中に、温かくてなぜか落ち着く、本当の幸せの姿がそこにはあった。

・・というような内容ではありますが、本当の幸せの姿なんて見当たらず。。
はっきり言って、何も心に残らなかったんですけども。

アルゼンチンババアも、アルゼンチンババアっていうかわいらしい名前がついている上に(まぁ町の人たちが悪意をもってそう呼んでいるんやけど)、表紙が奈良さんの絵やから随分おしゃれに感じるけど、汚いおばあちゃんやし。
とか、冷めた目で見ちゃって、どうもアルゼンチンババアの魅力が理解できず。
温かくて心の広い優しい人のようではあるけど、なんでかわからんけどそれも嘘っぽく思えて、素直に感情移入できまへん。
ブログに書くんやからええとこ見つけようとがんばってみても、「なんかおしゃれっぽい」ていうつまらん感想しかでてけーへんなぁ。

吉本ばななからよしもとばななに変わってから、随分スピリチュアルな内容のものが多くなったように感じます。
この「アルゼンチンババア」の単行本が出る頃に、初子出産を間近に控えていたとのことでそれもあって、新しい命の誕生を温かく迎える、みたいなんを書かはったんかなぁ。
妊娠中やったり、こどもがいたりしたら、何か感じるものがあったのかもしれませんけど、あいにくうちにはそんな予定もございませんしわからんかったです。
何より小説として楽しめなかったんやし。

でもめっちゃ薄い本やから、すぐ読めましたよ。
奈良さんの絵目当てやったら、文庫より単行本のほうが絵が多そうかも。(うちは文庫で読んだんですが、単行本を確認したわけではないので、想像です。適当情報です。)
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by sabazaki-jaco | 2009-10-09 21:06 | ほん