「17歳のヒット・パレード(B面)」



「17歳のヒット・パレード(B面)」

 伊藤たかみ著

 









好き好きと言いまくってる割に、実はあまり読んでいない伊藤たかみ。
今日読んだ「17歳のヒット・パレード(B面)」(タイトル長い!)で、魅力を再確認。
一冊づつどんどん読んでいこ!

夏を海で過ごした後、死のう。
自分の成長が嫌になった17歳の少年レンはそう決めて、砂浜を歩いていた。
そこで出会ったのが、物々交換やさんを開いていた少女ココ。
一緒に死んでもいいよーと言うココを、ロケットみたいなバイクの後ろに乗せて、死ぬところを探してあてもなく走り出す。

死ぬための旅行に来たレン、どう見てもやる気ない感じのココ、ほんで二人で死に場所探し。
陰気極まりない要素たっぷりやのにも関わらず、なんでしょうこの爽やかさは!

舞台は間違いなく日本のようなんですが、日本に見えない。
アメリカ西海岸とかハワイとか、きれいな海があって自由でオープンで、ロードムービーを見ているような、そんなイメージ。
そんでもって、トイカメラで撮った写真のような色合いです。

レンとココの微妙な関係が、17歳という年齢をよく表現していて、とてもいいんです。
惚れて一緒におるわけじゃないけど、でも別にいいよーって感じのノリ。
軽い軽くない、ちゃんとしてるちゃんとしていない、とかそういうのではなく、楽しかったらオッケー!
そこに、もう人生なんてうんざりさ!が同居中。
ムツカシイお年頃や!

さらに、貧乏だから死んだのだと思われたくないと言うレンの男のプライドと、あれ欲しいこれはいらん赤ちゃんかわいい欲しいと言うココの女のわがままが交錯。
レン:ココ=金:赤ちゃん
公式は、こう!
なんかようわからんくなってきましたが、とにかく、若さと性別をうまいこと描きまくっててすげー!って言いたいんです。

さて、二人は無事、死ぬことができるのでしょうか。

やー、これ、映画化して欲しいです。
かっこいいロードムービーになると思うわ。
音楽は、文中に出てきた曲(ビートルズくらいしかわからんかったけど)を使ったりして、ぜひ!
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by sabazaki-jaco | 2009-06-08 23:09 | ほん