「配達あかずきん」



「配達あかずきん」

 大崎梢著

 









読書の幅を広げようキャンペーンを実施中です。
うち一人で、ですが。
去年は、読んだことない人に手を出そうキャンペーンを、一昨年は、有名どころを読んでおこうキャンペーンを、ぼちぼちやってたんです。
(ちなみに今年は、年相応に見える格好をしようキャンペーンも、同時実施中です。)

というわけで、今まで積極的に避けてきた、ミステリーに挑んでいこうと思います。
しかし人が殺されるのは、恐いんで嫌です。
お、ぴったしな本発見!

暗号のようなメモに託された、惚け老人のメッセージ。
残されたレシートから、家を飛び出していった母の行方を探る。
お得意先の美容室に配達した、雑誌に挟まれた写真の謎。
入院中の女性を励ました本のセレクト、一体誰が選んだのか。
がんばって作った販売促進用のディスプレイ、滅茶苦茶にした犯人は誰か。
しっかり者の店員杏子と、頭の切れるアルバイトの多絵が、成風堂書店で起きた事件に挑みます。

ミステリー初心者のうちにとっては、ちょうどええ感じの謎加減でした。
がんばったら解けるかもしれへんなー、っていう程度。
うちもそれを杏子と一緒になって悩んでいるところに、賢い多絵が、大学生アルバイトなので遅番、ちょっと遅れて登場、そしてスパッと解決。
「ちょっと考えさせてください」って言った後、ちゃんと答えを出すから、多絵さすがー。

杏子だって、ただ「うーんうーん」と悩んでるだけじゃないですよ。
彼女は書店員として、超一流。
本の知識はもちろんのこと、仕事早いし、気が利くし、接客もすばらしくて、常連客とのあいさつもええ感じ。
本の最後に、あとがきのような感じで、現役書店員さんによる対談が付いているんですが、杏子の働きっぷりについて、彼女達も感心してはりました。

そして本屋の裏側を見ることができるのが、おもしろいんです。
本好きな方やったら大概皆さん、本屋で働いてみたいって考えたこと一度はあると思いますし、もちろんうちもその一人です。
仕事内容や一日の流れを、わかりやすく親切に説明してくれています。
ほんまに働きたくなります。
これから本屋で働こうっていう新人さんに、この本を読ませたら、仕事がんばり度がアップするんちゃうかなーと思うんで、どちらかの本屋さんで試してみてほしいなぁ。
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by sabazaki-jaco | 2009-05-20 23:31 | ほん