「きりこについて」



「きりこについて」

 西加奈子著

 









もーーーっ西大先生ありがとう!
うちにとってこれは、「きいろいゾウ」に続く人生の教科書です!
下線引くとこだらけです!

「窓の魚」「うつくしい人」と、ここ最近影があるような暗めの作品が続いていた西さんですが、「きりこについて」は明るい!
生きるってすてき!なんやかんやで大丈夫!猫って賢い!平和万歳!人類皆兄弟!猫も兄弟!
なんでもありで、とにかく希望に満ちあふれた作品なんです。

うちは猫文学に弱く、大阪弁の物語にも弱く、表紙かわいいし、ていうかそもそも西加奈子大好きなんで、ほんまこんなにもジャストミート!な本はなかなかありません。
願ったり叶ったりです。
うちの想いが届いたんかしら。

ちっちゃい目に曲がった鼻、口はやたらと赤く歯はがたがた、きりこはぶすな女の子。
しかし、両親からかわいいかわいいと言って育てられたきりこは、自分がぶすだなんて、まさかそんなこと思わない。
ある日、人の言葉がわかる賢い黒猫のラムセス2世を拾った。
大きくなって、自分はぶすなのかもしれないと思い始め、自分の部屋に引きこもるようになるが、悲しむ人たちを救うため、きりこはラムセス2世と外に出た。

猫文学界に激震!
重鎮たちも転びまくりですよ。
かっこ良く、美しく、そしてかわいらしく、さらに知的、且つユーモアたっぷりに、なんでこないにも魅力的に猫を描くことができるんでしょう。
はぁーすごいなー、ふー、って、ため息しかでません。

や、号泣でした、涙出っぱなしやったんでした。
読んでる最中もですが、読み終わった後も余韻で涙止まらず。
全てを肯定して、受け入れてくれて、ああ大丈夫やっていう安心感から、笑顔で涙。
うちが西さん好きすぎるってことを考慮して、その辺多めに見てもらったとしても、ほんまええ話やったんですよー!
感動し過ぎて、内容とか冷静に判断できひんので、感情丸出しのあほみたいなことばっかり喋ってる感じしますが、ほんまおすすめなんですよー!

やのに!
なんで○善は一冊しか入荷してなくって、○ークスの中の本屋には入荷すらしてへんって!
どーゆーことなんですかー!
なんばシティの旭屋様には平積みで仰山並んでたんで、すてき本屋様!

あ、それから、次の野性時代は西加奈子特集らしいんで、買います。
しかもモンスターエンジンとの対談があるらしいですよ。期待!
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by sabazaki-jaco | 2009-05-02 00:21 | ほん